【カメラ】音声付き6K動画撮影が出来る!DC-GH5の裏技

前回の動画撮影にはパナソニックのミラーレスカメラDC-GH5を使った。

DC-GH5のウリはなんと言っても4K60pでの撮影である。
4K30pの撮影が出来るカメラは2017年現在、かなりの数が出ている。
しかし、4K60pで撮影できるカメラはほとんど無いだろう。

もう一つのウリが6K/4K フォトだ。
6K/4K で撮影した動画から静止画を切り出す。
6Kなら秒間30コマ、4Kなら秒間60コマの連写が可能だ。

データは動画だが静止画を撮る為の機能なので「録音」不要。
そのため普通は音声は録音されない。
しかし、実は録音しながら撮影する方法があるのだ。

●設定は簡単!6K/4K連写(S/S)を選ぶだけ!


設定は非常に簡単だ。

1.ドライブモードを「6K」に合わせる。
2.撮影方法を「6K/4K(S/S)連写」にする。
 (「MENU」ボタン→「撮影」→「6K/4Kフォト」→「撮影方法」)

ドライブモードを6Kにあわせる。

6K/4Kフォトを選択。


撮影方法を選択。


6K連写(S/S)を選んで終了。
取扱説明書だと「6K/4K(S/S)連写」と記載が異なる。


以上で設定が完了だ。
後はシャッターボタンを押して撮影を始めればいい。
撮影を止めるには、もう一度シャッターボタンを押そう。

なお、取扱説明書の40pに設定方法が載っているので詳しくはこちらを見て欲しい。
ただし、取扱説明書には「録音」が出来ることまでは書いていない。

音声付き6K動画が以下となる。


●6K動画の注意点とか


6Kでの録画は4K録画に比べていくつか注意点がある。
その注意点をいくつかあげよう。

・撮影比率は4:3(4992×3744)と3:2(5184×3456)だけ、16:9は選べない。
・バッテリーがものすごく減る!
・熱暴走が起きやすい。
・それなりのスペックがないと6K動画を再生出来ない。

6K動画となるとGH5といえどもかなりの負担となるようだ。
特にこれから夏を迎えて様々なイベントが目白押しとなる。
熱対策なしでは途中で撮影が止まってしまうかもしれない。

6K動画の再生だが私のPC環境でも動画のかくつきを抑えることが出来なかった。
CPU:i7-4800MQ
メモリ:16GB
GPU:NVIDIA GeForce GTX 770M

4年前のPCだが、現在でも問題なく使えるスペックだが、6K動画の再生はムリだった。

●6K動画のメリット


6K動画を再生出来ないのに撮影するメリットを考えてみよう。

6K動画の利点はその解像度である。
6K→4Kと編集しても解像度のアドバンテージを利用出来る。

余談だが、Sonyのミラーレス一眼α9は、わざわざ6Kで録画してから4Kに出力している。
オーバーサンプリング効果というらしい。

また、動画をクロップするのも有効だ。
あえて広角よりで6K撮影した動画を4KやFHDのサイズでクロップする。
出来上がった動画はクロップするだけなので、画質の劣化が少ない。

●まとめ

制限があるが、DC-GH5で6K動画を撮れる。
使い方次第ではより高精細な動画を音声付きで撮ることが出来るだろう。

6K動画を音声付きで撮れることは取扱説明書にも書かれていない(たぶん)。

まさに裏技だ。

コメント