某月某所、とある屋外イベントにて突然の雨。DC-GH5と愛用レンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは防滴仕様だが精神衛生上水浸しはよろしくない。雨天でも安心して撮影が出来るようPeakDesignの防水アイテム「SHELL」を利用してみた。
・きつい!サイズを間違えたか
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グリップまで覆われている。操作するにはSHELLを脱がさないといけない。 |
SHELLのサイズは「M」サイズを購入した。SHELLを購入する際に所有していたカメラはどれもさほど大きくないミラーレスカメラだったのでMサイズで良かったのだが、DC-GH5はなかなかのサイズである。装着するとぴっちりと布が張り付くほどきつかった。レンズもミラーレスカメラにしてはかなり大型なので同組み合わせなら「L」サイズが良いだろう。
SHELLを装着したまま撮影に取りかかるとファインダーが完全に隠れてしまい被写体が確認できない。仕方が無いので、SHELLをファインダーが見える位置までむいてやる必要がある。そうすると、今度は雨水がファインダーやディスプレイにかかってしまう。これでは意味がない。
また、操作性が非常に悪くなる。ズームレンズは倍率を変えることで長さが変わるものが多い。長さが変わるとSHELLが物理的に干渉してズーム操作を妨げるのだ。M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROはズームをしてもレンズの長さが変わらないが、SHELLがレンズを覆ってしまいズーム操作が困難だった。
サイズを「L」にすれば、また違った結果が出たかもしれないが、結論としてあまり良好とは言いがたかった。
・100円ショップで代替品を探そう
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ケースと袋(1ロール)ついて100円(税別) |
カメラ用の雨具をインターネットで探したが、どれもイマイチだった。結局、ビニールをテープでカメラに貼り付けるという単純な方法が一番手っ取り早くお手軽だったので資材を100円ショップで物色することにした。そして購入したのが「携帯ゴミ袋ケース」だった。これはビニール袋が12枚ありながらケース付きというもの。このビニールでカメラを覆うことにした。
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1枚1枚袋を取り出すことが出来る。 |
・ビニールは加工が必要、結果は良好
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袋1枚でカメラとレンズを覆うことが出来た。 |
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袋の固定はテープで。 |
ビニールは袋になっている。本来なら風呂敷のような形状がベストなのだが贅沢を言っても仕方が無い。ビニールがので一辺をハサミやカッターで切り落とすことにした。その気になればビニールを手で裂くことも可能だ。貼り付けテープには「カモ井加工紙 マスキングテープ マットブラック MT01P207」を使用した。このテープは手でちぎれ糊跡が残らないのがいい。今回はレンズ周りしかテープを貼り付けなかったが、現場ではテープの数を増やした方が良いだろう。
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袋をめくるのも容易。 |
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ギリギリだが、右手を入れることも出来た。 |
・総論
PeakDesignのSHELLは雨からカメラを守ることについては問題ない。しかし、使い勝手がいいかというとそうでもない。少々ツメが甘い製品という印象だ。対して100円ショップで購入した袋は小さなカメラはもちろん、大きなカメラ・レンズでも袋を貼り足せば対応出来て使い勝手が良い。カメラの雨具に高額な費用も専用の道具も不要の様だ。
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